めこあつめの合言葉は「忍び音」
読み方は「しのびね」
初見では忍び足と空見しました。
聞いたことがない言葉です。
どうやら古語?のようです。
目次。
「忍び音」の意味
1 小声。また、ひそひそ声。
2 忍び泣きの声。「―に泣く」
3 ホトトギスの、声をひそめるような鳴き声。陰暦4月ごろの初音。
「忽ち―にアッと叫びながら」〈二葉亭訳・あひゞき〉
「時鳥(ほととぎす)早もきなきて、―もらす」〈佐佐木信綱・夏は来ぬ〉出典
人に隠れてひっそりと泣くことを忍び音、というようです。
み、雅だ…
小声のことも忍び音というのはなんとなくわかりますよね。
ひっそりと忍んで話すから忍び音。
なにこの昔の人の美的感覚。
うーん、でもなんでねこあつめの合言葉で
この言葉が選ばれたのでしょうか。
この季節にぴったりな俳句や歌などに
使われていたとか…?
忍び足って空見したのは猫の足音ってまさにそれだよなと
思ったからなんですけれど。
「忍び音」が使われている歌
和泉式部
「ほととぎす世に隠れたるしのびねをいつかは聞かむ」
[訳] ほととぎすの世間に知られていない初音をいつ聞くのだろうか。出典
これはホトトギスの鳴き声を意味していますね。
和泉式部とは
平安時代中期の歌人。有名な紫式部と同年代の人、ですね。多分。
中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。
恋多き人。
出典・参考
女房っていうのは宮中(当時の天皇がいたところ)で
働く女性にことを意味してます。
ある程度の身分の女性が結婚までの行儀見習として、
出仕していました。
これまでのあいことば