そういえば、2月にはバレンタイデーというリア充イベントの前に
「節分」という行事があったな、と思い出しました。
駄目だ。リア充憎しのあまり彼らの常識に捉えられている…だめだ。
あとひきこもりだめ。季節感が行方不明になってしまう。捜索届けだしておかないと。
目次
2016年2月3日は「節分の日」
「豆まき」が有名ですよね。神社やお寺などで行われたり、
幼稚園や小学校でも豆まきが行われたりします。
一般家庭でも親が鬼に扮して豆まき、なんかしませんでしたか?
なありの家ではしていましたね。紙でできた鬼の仮面を被った兄に力いっぱい豆を投げつけていた幼き日の思い出。
これは「一年の厄を払うため」に行われます。
「鬼は外、福わうち」なんていいながら。
この言葉は地方によって違うようですが、
なありが住んでるところでは上記のポピュラーな言葉でした。
「豆を歳の数だけ食べる」
これは幼いころ、ばばあになったらどうすんべと頭を抱えていました。
うん、いまじゃもう食べてないんですけど(鳩さんに捧げてます)
歳の数だけ食べると身体が丈夫になるとかいわれてますよね。
節分といえば「恵方巻き(太巻き)」
元々は大阪を中心とした関西の風習だったとか。
いつのまにか全国に広がりました。絶対小売店の陰謀である。
バレンタイデーが製菓会社の陰謀なら恵方巻きは小売店の陰謀。
資本主義社会はお金を回すことで生きている。
「神様がいるとする方向を向いて太巻きを丸かぶりする」という風習ですね。
神様も「いや、こっち向かれて食べられてもこまるんやけど…」と
思ってそうな風習だと思います。物心つくころにはもうやってたんですけど。
絶対戸惑ってるよ神様。
恵方にいる神様「歳徳神さま」
恵方にいらっしゃるとされている神様は歳徳神(としとくじん)。
もともとは陰陽道の福徳を司る姫神様で、とても美しい姿をしているとか。
この方のいる方角を恵方といい、そちらを向いて事をなすと「万事に吉」となります。
さすがに全国の人間に黙々と太巻き食べられたらさすがにびっくりすると思う。
2016年の「恵方」
2016(平成28年)は丙(ひのえ)南南東。
って、どっちやねん
( ⌒ )
l | /
∧_∧
⊂(#・д・)
/ ノ∪
しー-J |l|
人ペシッ!!
__
\ \
 ̄ ̄
丙(ひのえ)の方向っていわれてもわからんわい。
毎年毎年、もうちょっとわかりやすい方角にしてくれ。
わけわからんからもう東寄りの南向くよ。
正確が方角わからんけど日本にいらっしゃる神さならきっとアバウトでもおkしてくれるよ!たぶんきっとおそらく
恵方はすでに決まっている。
この恵方ですが、偉いお坊さんが占ってとか神社仏閣で話し合って決めている、というわけであはありません。(ずっとそう思ってたけど違うらしいよ)
陰陽道の考えを元にあらかじめルールが決まっていてそれに則って今年はこちら、とすでに定められているのです。
こちらのサイトさまから表をお借りしてきました。
恵方は十干に基づき以下の表のように決められており、4つの方角を5年周期で一巡します。
【十干と恵方との関係】
その年の十干 恵方(16方位)
甲(きのえ)・己(つちのと) 東北東
乙(きのと)・庚(かのえ) 西南西
丙(ひのえ)・辛(かのと) 南南東
丁(ひのと)・壬(みずのえ) 北北西
戊(つちのえ)・癸(みずのと) 南南東恵方は東北東、西南西、南南東、北北西の4種類で、南南東の頻度がやや多めとなっております。
十干(じゅっかん)とは【甲乙丙丁戊己庚辛壬癸】の10種類のこと。
これは16方位あり、そのうち恵方とされるものは4つ。
十干は(じゅっかん)は十二支(じゅうにし) 【子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥】の12種類と併せて干支(えと)を表すのも使用されます。
今年の方角の前にあった「ひのえ」というのはこの十干のことだったんですね。
陰陽道の考えが元、ということなのでこの恵方という考えは平安時代にはすでにあったのでしょう。おそらくもともとは中国で発案、発展したものが日本にやってきて魔改造された結果…現在の風習ができあがったのではないでしょうか。
しかし、美しい女神様に向かって太巻きを食べる風習って
なんだか、その…アレですね。
うん、めちゃくちゃアレですね。
よくよく考えるとお下品な感じじゃないですか?
ドンひかれてない?日本人やばいわって神様たちに引かれてない?
大丈夫?世界のみならず神様にも「HENTAI」認定されちゃってない??
清く正しく美しく、しないとだめだよ。日本の神様きれいずきだからさ…