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臨床犯罪学者 火村英生の推理2話「異形の客」火村激おこ回のネタバレ感想!

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暗い宿 (角川文庫)

ドラマ「火村英生の推理」!

第二話の「異形の客」の原作は『暗い宿』に集録されています!

はいはい、みんな買おうね! 

火村激おこ回としてファンの間では有名だよ!

激おこだよ激おこ。

 

火村の犯罪に対する考えが垣間見える回でもあります。

 

 

目次

 

 

二話 「異形の客」 あらすじ

山間の温泉旅館に宿泊中の有栖川有栖。

穏やかな時間を過ごせるとおもいきや、

同じ宿泊客に包帯を顔で隠した怪しい男がいた。

彼を見かけた翌日、事件が起こる。

 

現場は、包帯男が宿泊しているはずの部屋。

被害者は宿泊客ではない若い男性。

有栖は犯人は包帯男だと断言する。

 

しかし、現状では有栖も容疑者のひとりだ。

 

 

事件発生までの流れはこんな感じ。

原作とちょいちょい違うようですが(ドラマ:原稿のため。原作:(たしか)書き上げたから休暇に来た)

 

 

警察につづいて火村も現場に登場。

被害者の名前が判明する。

相羽(佐野岳)という名前の男子大学生だった。

彼はひきこもりで友人の幡多(吉沢亮)以外とは滅多に会うことがなかったという。

その博多の実家は事件現場となった旅館ということがわかり、

幡多にも容疑がかかるが彼は完璧なアリバイを持っていた。

 

 

現場に手がかりとなるものは一切残されていないということから

火村は計画的犯行と考えた。

 

現場の状況から宿泊客、従業員の仲の誰かが包帯男になっていた可能性がでてくる。

もちろん、有栖もその容疑者の中のひとりとなってしまう…

 

火村は犯人を、有栖の容疑を晴らせるのか…?

 

 

 

容疑者たち

美容整形外科医・是枝、

過激派集団シャングリラ十字軍の元メンバー・田ノ上。

彼女を旅館で待ち伏せていた男・呉。

相羽の友人・幡多。

旅館の従業員たち。

 

そして、推理作家・有栖川有栖。

 

 参考:ストーリー|臨床犯罪学者 火村英生の推理 | 日本テレビ

 

 

2話、リアルタイム感想。

冒頭は、町中の諍いの末、片方が亡くなってしまい

容疑者が逃亡という事件。いわゆる傷害致死事件。

 

本編の事件とも関わってきます。

 

大家さんが金庫の番号を暗号化していたのだけれども

解き方を忘れてしまったので火村先生に相談。

「これはアリスの得意分野です」ということで

有栖に電話。その有栖は旅館を満喫中であった。

 

鏡で自分の姿を見るくぼりすかわいい。(窪田君が演じる有栖の略)

包帯男が来訪。くぼりすの方をじぃと見つめて去っていきますが…

 

原作を知っていると「うふふ」となります。

 

視聴者にも伏線とヒントを与えてくれるとか素敵。

 

 朱美ちゃんたち三人かしま娘(勝手に命名)もご登場。

顔の傷について、ここでも伏線が。

う、うひひひ…

しかし、朱美ちゃんの普段の生活が知れるとか幸福でござる。

 

 

「絶叫城」「異形の客」は短編集の中に集録されているお話なのですが、

「朱色の研究」は長編なんですよね。どうするつもりなのかな…

 

 

事件発生。

「犯人はお前だ」とかいってじゃれあっちゃう火村と有栖かわいいな。

 

 犯行現場と成った部屋の不振な点は以下

 

・指紋は拭き取られている

・浴室使用形跡なし

・髪の毛一本なし

・歯磨き粉のキャップだけが浴室から発見

 

火村は刑事・鍋島とともに被害者の家へ。

有栖は容疑者なのでついていけず優香演じる女刑事(小野という名前のなので小町と有栖が命名)とともに旅館内の容疑者の事情聴取についてまわります。

 

 

あと、同じ部屋で宿泊するんか!?

 

 

リアルタイムでいろいろと書き込めたのはここまで。

後半は集中してしまったのでリアルタイムでは書けませんでした。

 

あ、下宿のおばちゃんの金庫の暗号も無事にとけましたよ!

 

 

 

 

はいさくさくっとネタバレしちゃいます。

 

以下、犯人ネタバレご注意を!

 

 

ネタバレ!

犯人は友人の幡多です。

 

動機ドラマ冒頭で起こった事件の犯人は幡多です。

被害者である相羽はその事件を目撃していました。

それを理由に相羽は幡多を脅していました。

 

相羽は醜形恐怖症を患い、整形手術を受けるための

高額な金額を幡多に要求しました。

幡多にとってはお金を無心されることよりも

支配関係に耐えることができず、実家が旅館であることを

利用し今回の犯行を計画し、実行。

 

幡多は相羽を連れ出すために

実家の金庫からお金を盗む。

そのためにお互いにアリバイを作ろうと

嘘をいいまず彼が包帯男として旅館を訪れ

彼を殺害後、幡多が包帯男となり逃亡。

 

 

犯行を否定する幡多に火村は冷徹に

「自首はするな。見知らぬ他人を発作的に殺し、友人を計画的に殺し

平然とヘラヘラ笑っていられる人間に自首は必要ない。

逮捕状を携えた刑事の訪問を受けて、手錠を書けられて引き立てられるのがお似合いだ。君は自首をしてはならない」

 (セリフはうろ覚え。原作とはちょいちょい違いました)

 

 

幡多に告げる。

 

容疑を否定する幡多は火村と有栖を嘲笑うように

 

「街には善人の仮面をつけた悪人が大勢街を歩いているよ。

正義の味方は忙しいことだね」

 

 

と言い放ち去っていく。

 

 

後日、幡多は冒頭で起こった傷害致死事件の容疑者として警察に捕まります。

 

 

最後に一話終盤に登場した男子高校生の姿が

町中を歩く少年は指をハサミのカタチにしてすれ違う女子高校生の髪を斬りつけるようにして去っていきます。その顔に歪んだ笑みを浮かべて…

 

この子誰?ドラマオリジナル?原作も全部制覇できてないのだけれども

朱色の研究の朱美ちゃんと同じく他の事件で出てくるから伏線で登場してる系?

うーん、作家アリスシリーズも巻数多いからな…

 

 

次回「准教授の身代金」

 原作は「モロッコ水晶の謎」という本に収録されている短編です。

 

 

モロッコ水晶の謎 (講談社文庫)

モロッコ水晶の謎 (講談社文庫)

 

 

 

なありはこのお話は未読なので完全に初見。次回が楽しみです。

 

三話「准教授の身代金」感想ネタバレ記事

臨床心理学者 火村英生の推理3話「准教授の身代金」犯人変態じゃねか ネタバレ感想 - むちつみ

 

 

原作との違い

記憶にあるかぎりの違いをあげてみる。

・幡多の親は衆議院か何かの政治家だったはず。

・有栖の宿泊理由は取材ではなくて骨休め

・包帯男がみていた(と思われるものは)原作では大黒様の置物。

・幡多と相羽は高校時代からの友人

・幡多ははじめは純粋に相羽を心配して彼の様子を見に来ていた

 

ドラマ化するにあたって細部は変更されていますが、

おおまかな流れや主要登場人物に変更はない、というところが嬉しいです。

オリジナル登場人物は出てきますがそれほど大きな変更はないので。

 

しかし、有栖の担当である片桐君には登場してほしい…