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臨床犯罪学者 火村英生の推理第9話「地下室の処刑」人質はアリス!ネタバレ感想

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あらすじはひとことで言い表すと

くぼりす監禁されるの巻。

過激組織の女ボスに惚れられた火村と

嫉妬されるアリス的な?

 

コマチ刑事という女性キャラを登場させておいて、

さわれるのはバディであるアリス。

 

色んな意味でわかってるねぇ…と意味深に笑いたくなります。

ピーチ姫かよと。いや、ピーチ姫はもっと丁重な扱いを受けてるな

 

 

原作ではたしか刑事がさらわれて…っていうお話です。

未読ですけど。

 

「地下室の処刑」『白い兎が逃げる』に収録されている短編集です。

 

白い兎が逃げる (光文社文庫)

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第九話「地下室の処刑」あらすじ

 

路肩を歩いているところをシャングリラ十字軍に拉致されるアリス。

実行犯は構成員の鬼塚(竹内涼真)、城(今野浩喜)、安奈(仁村紗和)、嵯峨(野間口徹)の四人。

指示を出したのは諸星早苗(長谷川京子)

諸星はアリスを使って火村をおびき出そうと計画していた。

 

何も知らないアリスの携帯に火村が電話をかけると、

「かごめかごめ」が流れてすぐに切れた。

 

警察と連携し、アリスを助け出そうと動き出す火村。

 

 

アリスはとある廃ビルの地下室に拘束されていた。

椅子に座らされ手足は縛られ身動きが取れないアリスに。

諸星は「私のターゲットは火村英生」と蠱惑的に笑う。

彼女は構成員を呼び出し高らかに宣言する。

「処刑を行う」と…

 

坂亦少年と火村先生との邂逅

アリスの危機を知らない火村は坂亦少年と面会を果たす。

時絵さん(大家のおばちゃん)に「昔の火村先生に似ている」と

言われた坂亦少年。

 

ぼくは美しい犯罪を犯したんだと笑う少年。

 

 

「この世に美しい犯罪など存在しない。

あるのは無価値で残忍な犯罪だけだ。

だから俺は絶対に許さない」

 

 

と静かに激怒する火村先生。

 

火村先生と朱美ちゃん

かしまし三人娘仲がいい。

仲良いおんなにょこたちはうつくしい。

「おなごの友情は美しい」

 

「罪を犯す人間の闇を理解したい」と

火村先生の助手を希望する朱美ちゃん。

 

「アリス以外に助手は必要ない」

 

と即答する火村先生ぇ…

 

そんな火村と朱美をシャングリラ構成員の二人が撮影している。

二人は諸星の指示に疑問を抱いているよう…

カリスマを利用…ってそれほど崇拝しているわけではないのか?

 

火村はアリスに大家のおばちゃんと三人で、

鍋パーティでもしようかと誘いの電話をかけるが…

 

ここでわくてかしてる大家のおばちゃんの様子も撮影されている。

 

アリスと諸星の邂逅

目覚めたアリスと対面する諸星は

何故自分を誘拐したのかと問うアリスに

「これは組織とは関係ない」と笑う。

 

諸星早苗の目的は火村を本気にさせること

 「私は彼を本気にさせたい」

 

そんな彼女の言葉をそげなくアリスは否定する。

 

「残念だけど、火村あんたには振り向かんで」

 

アリスの言葉にしばし悩んで、

微笑みながら諸星は言い放つ。

 

「有栖川有栖を殺しても?」

 アリス命の危機の巻。

 

焦る火村先生

おぉ、ここで隣室のお姉さん登場。

たしかカナリアの飼い主さんですな。

 

構成員(嵯峨)の一人がアリスに接触する。

あんたの敵じゃないという嵯峨…

しかし、警察が到着するまでに

「処刑を行う」と諸星が宣言してしまう。

 

アリスSOS SOS ほらほら呼んでいるわ―

 

 

アリスSOS 第1巻 [DVD]

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主要人物

火村英生(斎藤工

有栖川有栖窪田正孝

鍋島刑事(生瀬勝久

「コマチ」こと小野刑事(優香) 

 

大家のおばちゃん

時絵(夏木マリ)

 他

 

以前の事件関係者

坂亦清音(小野寺晃良)

 「アポロンのナイフ」の重要人物。

貴島朱美(山本美月)

 「朱色の研究」の重要人物。火村の講義生。

シャングリラ十字軍関係者

 

指導者

諸星早苗(長谷川京子)

 

鬼塚竜二:竹内涼

城 照史:今野浩喜

大石安奈:二村紗和

 嵯峨信人:野間口徹

 

公安関係者

井出護:渡邉紘平

 

ネタバレ!

処刑を行うと銃口を向けられたのは

 

アリスに接触してきた構成員嵯峨だった。

椅子に拘束され銃口を向けられる嵯峨は、

自らを売れない作家で一発あてようと

シャングリラ十字軍に潜入したことを告白。

 

彼に銃口を向けたのは鬼塚。

嵯峨は最後にお酒を飲みたいと希望をだし、

城と杏奈が取りに向かった。

 

杏奈が酒瓶を落とし、割ってしまう。

酒は城が選んだものに。

グラスを選んだのは杏奈。

 

諸星は嵯峨に選択肢を提示した。

自分に従い、シャングリラ十字軍に入るか

それとも死を選ぶか。

 

嵯峨は前者を選び、祝いの酒として

城と杏奈がもってきたお酒を口にする。

 

が、突然苦しみはじめ泡を吹き床に倒れてしまう。

 

ここで城が「ちくしょう…だましたのかよ」とつぶやく。

 

怒り狂うアリスに対して鬼塚が銃口を向け、

引き金をひく…

 

が、弾は入っていなかった。

 

鬼塚は「これは嵯峨を試すテストだった。殺す気はなかった」という。

お酒をもってきた杏奈と城に対して「どっちが毒をもった」と詰問。

二人はうつむき黙りこんでしまう。

 

諸星は信用出来ない人間はいらないと城と杏奈を縛り、

鬼塚だけを連れてその場を去っていってしまう…

 

「白馬の騎士のお出ましや。おそいで」

 

諸星から火村への伝言

「わたしはあなたのそばにいる」

 

今回の事件は嵯峨殺しの犯人をあてです。

・お酒を望んだのは嵯峨

・諸星と鬼塚に殺すつもりはなかった

・酒をもってきたのは杏奈と城

 

火村の疑問

杏奈と城は嵯峨が処刑されると思っていたのでは?

処刑が執行されると思っていたのに毒で殺す必要性はあるのか?

 

杏奈の証言

拳銃に弾が入っていないのは知っていた

・城が自分が持っていたお酒の瓶を割った

そしてお酒に毒を入れた。

・城とは組織に求めることが違った

・お酒を取りに行った城についていったのは、

その場の空気に耐えられなかったから。

 

城の証言

・嵯峨の死は無意味で理不尽だと感じていた。

・処刑が執行されると思っていた。

毒を盛ったのは杏奈

・自分が持っていたビンをわざと落とした

・グラスに毒を仕込んだに違いない

・「自分で死に方を選びたい」

 

コマチと話す火村の姿を撮影する影…

 

捜査でわかったこと

城がインターネットで薬品を購入していた。

クロロホルムなどアリスが使われた薬品。

「天使」という名前の安楽死の薬。

「苦しまずに眠るように死ねる」

 

火村の推理

毒を仕込んだのは「城」

「天使」という名前の安楽死の薬が

本当に楽に死ねるのか確かめられない。

 

だから、

城は処刑されると思っていた嵯峨で試すことにした。

 

結果はご覧のとおり。

「天使」に裏切られたな

 

と火村の談。

天使の薬は青酸カリだった。

 

 

 

町中を歩く火村とアリスの元に赤い風船をもった

女の子がやってきて火村に赤い封筒を渡す。

中に入っていたメッセージは

「ターゲットは火村英生に一番近い女」

三枚の写真には、

朱美

時絵

優香

の三人の顔が塗りつぶされた写真。

 

 

次回予告『ロジカル・デスゲーム』

命をかけたデスゲーム。

消えた火村

引き裂かれたアリスと火村の絆!?

さらば、火村

 

さらば、火村?一体どうなるん?

 

次回で最終回です。

 

 

長い廊下がある家 (光文社文庫)

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ロジカル・デスゲーム」は『長い廊下のある家』

に収録されています。

 

おおまかなあらすじは火村の講義に熱心に耳を傾けている千舟という盗講生に

「デスゲーム」を挑まれる、というもの。

トリカブトの毒を使った文字通り命をかけたデスゲーム。

ドラマ版では、相手は諸星早苗なんでしょうね。