ねこあつめのあいことば「唐紅」
読み方は「からくれない」
からくれない、で一発変換できると思います。
できなかった場合は
とう→唐
べに→紅
のように一文字ずつ変換してみてください。
目次
唐紅(からくれない)とは何?
《舶来の紅の意》鮮やかな濃い紅の色。
唐紅は、韓紅とも書きます。
鮮やかで濃い紅色のことです。
Webカラーコードはこの色。
舶来(はくらい)とは船から来た、つまり海外から入ってきたという意味です。
色をみてお気づきの方もいるかもしれませんが、唐紅は真紅色のこと。
つまり唐紅は真紅の別名です。
真紅(しんく)は名前の通り深みのある紅色のことです。
基本的にまじりっ気がない赤色を指します。
昔はこの色の花(花の色を抽出して染めていたため)が希少であったため、この色をした着物は「禁色」(きんじき、と読みます)とされてました。
禁色(きんじき)とは天皇及びそれに準ずる立場の偉い人しか身につけることが許されない色のことです。
それほど貴重な色彩だったのです。
コトバンクからも引用。
色名の一つ。唐紅とも書く。JISの色彩規格では「あざやかな赤」としている。一般に、キク科ベニバナを使って繰り返し染めた濃い紅色のこと。深紅しんくと同じ色をさす。深紅とは混じりけのない真の紅染の色を意味する。「くれない」は呉くれの国から渡来した染料のことで、朝鮮または中国から伝えられたことから、この名がついたとされる。「から」は赤を強調する「あから」の略とする説もあるが、定説とはなっていない。
こちらでは韓紅花と書いて”からくれない”
いろいろな漢字が当てられるようですが基本的に紅という言葉を入れるようですね。
キク科ベニバナを使って繰り返し染めた濃い紅色のことで、まじりっ気のない紅染の色を意味するもの、と書かれています。
くれない、という言葉は元々は渡来した染料を意味する言葉で、当時の朝鮮もしくは中国から伝えられたことが由来のひとつとされています。
呉くれとは、国春秋時代の呉(ご)の国のことで、中国のことです。
それが転じて中国から渡来したモノに対して呉くれの”呉”がつくようになりました。
コトバンクの解説では中国か朝鮮と書かれています。
どちらから入ってきたか、朝鮮半島を経由して中国から入ってきたのかはよくわかりませんが、どっちにしろたぶん中国から入ってきたんじゃないかなぁと思います。
中国って国旗からして赤色好きじゃないですか。(単純)
お祝い事も赤色で祝うと聞いたことがあります。
それに比べて日本はどちらかというと淡い色が多い気がします。
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