ねこあつめのあいことば「口切」
読み方は「くちきり」
Google日本語入力アプリでは「くちきり」で変換候補に出てきました。
他の入力アプリでも”くちきり”変換できると思います。
熟語として変換されなかったら、一文字ずつ打ち込んでください。
口切(くちきり)の意味
どうやら「茶道」において用いられる言葉のようです。
…(6)不時 臨時の会,予約されていない,という場合と,食事の時刻をはずすという2通りの解釈がある。(7)口切 11月にその年の新茶を詰めてある茶壺の封を切って,その場で石臼でひいて供する。茶の湯の新年行事で最も重大視されている。…
予定になかった
食事の時刻をはずす…
は、おそらくですが、予定にないお茶会を開くこと、食事の時刻をずらすということ、なのではにかと思います。
口切(くちきり)といって茶道に通じている人が想像するのは上記の後者の方ではないでしょうか。
調べてみると「口切の茶事」(くちきりのさじ)という言葉を見つけました。
口切の茶事(くちきりのさじ)とは
…茶の湯では,11月になると宇治の茶園から届けられた,その年の初夏に摘んだ新茶を詰めた茶壺の口封を切って葉茶を取り出し,ただちに茶臼で碾(ひ)いて粉末にして,茶を喫する。この行事を〈口切(くちきり)の茶事〉と称してきわめて重要視されている。抹茶の場合,その年の新茶は,壺の中に入れ山頂の冷処において夏を越させるのがよいとされるが,これは茶壺にほどよい通気性があって葉茶の熟成を助けるものと考えられていたからである。…
口切とは新茶が入ったお茶の壺を開封することを意味します。
口の封を切るから、口切り、というわけです。
この行為は、茶道においてお茶のお正月とも呼ばれているとても重要な行事とされてます。
口切の茶事について詳しく書かれているサイトはこちら↓
歳時記vol.5 口切の茶事と壺荘り(つぼかざり) – 孫右ヱ門コラム
こちらに掲載されている写真を見るに儀式かなにかのように見えます。
それぐらい茶壺(新茶が入った壺)が大切されてます。