ねこあつめのあいことば「糊こぼし」
読みは「のり-こぼし」
グーグル日本語入力では”のりこぼし”だと一発変換できませんでした。
のり
こぼし
と単語で分けて入力するといいと思います。
目次
糊こぼし(のりこぼし)とは何?
東大寺開山堂の傍に植えられた「椿」のこと。
花びらに白い斑点があるのが特徴。
奈良の三銘椿のうちのひとつ。
「糊こぼし」という呼び名の由来は?
お水取りに使われる造花の椿を作る時に糊をこぼしてしまったかのような斑点があるので「糊こぼし」呼ばれます。
お水取りとは?
奈良県にある東大寺二月堂で毎年行われる行の一つ。正確には「修二会(しゅにえ)」という。例年、3月1日から14日まで本行が行われ、終わるころには冬が明けていることから、春を告げる行事ともいわれる。奈良時代から続く伝統行事で、752年以来、途絶えたことがない。
なぜ、お水取りというのかいまいちわからなかったので他の解説も。
行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、「お水取り」といって、若狭井(わかさい)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われる。
いつどのような形で使われるのかわからなかったのですが、ひとまず糊こぼしとはなにかまとめてみます。
まとめ
お水取り、という伝統行事に赤い椿の造花を使うので作っていましたが、ある時、のり(スティックのりとかではなくて白くてべったりしたもの)が赤い造花の上に落ちてしまいました。
それがたまたま東大寺開山堂の傍らに植えられている椿に似ていたことから、この椿のは「糊こぼし椿」などと呼ばれるようになります。
ちなみに、この白い斑点のある椿の姿をもした和菓子があったりします。
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