ねこあつめのあいことば「おなりきり」
読み方はそのまま「オナリキリ」
ひらがなのままぽぽんっと入力でOKです。
なりきりっていっても二次創作のいちジャンルの「成りきり」ではないですよ。
おなりきりって何?
亥 (い) の子の日に、宮中、のちには幕府から臣下に賜った亥の子餅 (もち) 。碁石ほどの大きさに丸めて平たくしたもの。
「本朝にも十月のゐのこなんどを―と云ひて」〈四河入海・六〉
漢字で書くと御成切。
食べ物のことのようです。
お、をとって”なりきり”とも。
亥の子の日(いのこのひ)に偉い人からその部下へ送ったお餅のこと。
おおきさは碁石ほどで小さく。
手のひらサイズ。
形は平たい。
亥の子の日(いのこのひ)とは
1 陰暦10月の亥の日。この日に亥の子の祝 (いわい) を行い、また、江戸時代には炬燵 (こたつ) を開く日とされた。《季 冬》「臼 (うす) 音は麓の里の―かな/鳴雪」→十日夜 (とおかんや)
2 「亥の子の祝」「亥の子餅 (もち) 」の略。
陰暦10月の亥の日
っていわれてもそもそも亥の日ってなんやねん
という気持ちしかない(無学)
ここは頼れるぐーぐる先生におまかせってことで検索してみました。
どうやら亥の日というのは「イノシシの日」という意味のようです。
このイノシシとは十二支のイノシシ(亥)のこと。
十二支が年ごとに振り分けられているように、一ヶ月それぞれに十二支が振り分けられているようなのです。(初めて知った)
「十二支じゃ30もしくは31の半分もいかなくない?」と思いましたがどうやらループしているようで。
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥…となったらまた子丑寅卯辰…はじめにもどるようになっているのです。
つまり陰暦10月の亥の日とは10月に入ってはじめてイノシシが振り分けられた日ということになります。
まとめ
おなりきりとは、昔の暦の10月の頃、日付に当てはめた十二支のイノシシが当てはまった日に偉い人が部下に送ったお餅のこと。
宮中とあるからおそらく平安時代から江戸時代まで続いたと思われる。
豆知識
亥の日にいろいろやるのはなんでや?
イノシシは多産なので子孫繁栄を願ったとか…
また、このイノシシは炎に強い、防火の神様みたいな扱いもされているようでこたつや冬に備えた暖をとるものをこの日に出すと火事にならないとも信じられていたようです。
外国では火の神様の神使がイノシシだったりするようです。
もののけ姫でも祟り神になってましたし本人(獣)にも神様感ありますが。