ねこあつめのあいことば「千両役者」
読み方は「せんりょうやくしゃ」
グーグル日本語アプリでは”せんりょうやくしゃ”で一発変換できました。
できなかった場合は、せんりょう、やくしゃと熟語でわけて入力するとスムーズにいくと思います。
目次
千両役者(せんりょうやくしゃ)の意味とは何?
《1年間の給金を千両とるほどの役者の意》
1 技芸・風格ともに備わった人気役者。
2 技量にすぐれ、きわだった活躍をして周囲を魅了する人。「サッカー界の千両役者」
もともとは歌舞伎などで優れた役者、もしくは好きな役者に対してして「よ!千両役者!」という呼びかけに用いれた言葉です。
はじめの意味は《》にあるとおり年収が千両あるほどの人気の役者。
そこから年収が実際にそこまで達していなくても人気がある芸が達者な役者に対する言葉になり、歌舞伎や役者以外の優れた技量を持つ人に対する褒め言葉になったのだと考えられます。
千両って何円??
ところで千両って今のお金でいうといくらぐらいになるんでしょう。
気になったので調べてみました。
江戸時代はお金の価値が今のように安定していなくてかなり変動したので幅が大きいですがだいたい一億円から八千万円ほどになるみたいです。
実際に千両(一億)稼いでいたの?
実際に稼いだ役者はいますが、ほんのすこしです。
「千両役者」というのはいわゆる”言葉の綾”というやつですね。
実際に千両稼いだといわれる歌舞伎役者は吉澤あやめ(大坂で活躍した女形の歌舞伎役者)や二代目市川団十郎(某海老蔵さんのご先祖にあたる…でしょうか)などがいます。
歌舞伎の舞台のみで一億以上稼ぐ彼等はまさしくスーパースター‥だったのですがのちのち政府の取り締まりが厳しくなり、役者の給料に制限がかけられるようになってしまいます。
めっちゃ世知辛いですね…江戸時代…
参考サイトさま
江戸時代についてくわしくなれる
これまでのあいことば