ねこあつめのあいことば「辰砂」
読み方は「しんしゃ」
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たつ→辰
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すな→砂
目次
辰砂(しんしゃ)とは何?
1 水銀と硫黄とからなる鉱物。深紅色または褐赤色で、塊状・粒状で産出。水銀製造の原料、また、赤色顔料の主要材料。漢方では消炎・鎮静薬などに用いる。丹砂。朱砂。
2 銅を含み、鮮紅色に発色する釉 (うわぐすり) 。また、それを用いた陶磁器や釉裏紅 (ゆうりこう) などの日本における通称。辰砂釉 (しんしゃゆう) 。銅紅釉 (どうこうゆう) 。
コトバンクでは
HgS 。六方晶系の鉱物。普通微粒の集合体。硬度2~2.5,比重 8.09。金剛光沢をもつ。純粋なものは朱色,不純物を含むほど褐赤色となる。条痕は深紅色。最近の火山岩,温泉の近くの岩石中に熱水鉱床として,鉱染状または鉱脈状に黄鉄鉱,白鉄鉱,輝安鉱,蛋白石,石英などとともに産する。水銀の重要な鉱石鉱物。スペインのアルマデン産のものが有名。
辰砂は漢字では辰沙とも書けるようです。
意味はふたつ。
ひとつは鉱物としての名称。
深紅色、褐赤色をした水銀製造の原料もしくは赤色の顔料の材料、漢方の材料としても用いられるもの。
もうひとつは釉(うわぐすり)つまりは陶磁器などに色をつける際につかう絵の具(のようなもの)、またはそれを用いた陶磁器、釉裏紅(ゆうりこう)そのもののこと。
※釉裏紅(ゆうりこう)とは陶磁器の装飾技法のひとつです。
主な産出国はスペインとありますが、日本では縄文時代から採掘されていたとされています。
縄文土器の表面に塗られたり、埋葬する亡骸の上にふりかけたりなどさまざまな用途で使われていました。
顔に塗る顔料としても使われていたようです。