水着イベント復刻や進撃の巨人イベントがやってきていますが空気を読まずに書き溜めていた記事を投稿するぜ!!!
エロティックな格好に物憂いな表情のなんともいえない褐色美人。
通称『不夜城のキャスター』
正体については様々な予想がされていましたが、見事その予想が的中しましたね。
(私の予想は外れましたが)
彼女の目的はただ「死にたくない」ということのみ。
「死にたくないから」仲間を裏切り、「死にたくないから」ぐだたちの仲間になった。
彼女の言動のすべては「死にたくない」という願い。
※はじめからネタバレ全開ご注意ください
目次
不夜城のキャスターの真名
彼女の真名は『シェヘラザード』
通称”アラビアンナイト”、『千夜一夜物語』に登場する語り部の女性。
日本では”アラビアンナイト”ですが、正式名称は”アルフ・ライラ・ワ・ライラ”
千夜一夜物語(アラビアンナイト)とは?
アラビア地方を中心とした民間伝承説話を集大成したもの。成立年代・作者未詳。大臣の娘シェエラザードが王のために物語を千一夜続けるという体裁で、冒険談・犯罪談・旅行談・神仙談などからなる。千一夜物語。千夜一夜物語。
千夜一夜物語は入れ子型構造になっています。
シェヘラザードはその一番外側の作中作を語る”語り部”として登場します。
物語のあらすじ
ある国の王は一番はじめの妻の不貞を知ってから、狂ったように処女と結婚しては翌日に処刑するという残虐な行為を繰り返していました。
大臣の娘であったシェヘラザードは、王の悪行を辞めさせるために自ら志願して王と結婚し、一夜を過ごすことに。
彼女は毎晩、王にさまざまな話を語り聞かせます。
王は彼女の紡ぐ物語に聞き入り、続きをせがみますが夜が明けるたびに口をつぐみ、「続きはまた明日の晩」というのみでした。
こうして、100を超える物語がはじまります。
古いインド・ペルシア・ギリシア起源の物語、アラビアの物語…
幻想的な物語から恋の話、愛の話、人生の教訓を含んだ寓話、伝説に伝承、ちょっとした小話(こばなし)など、さまざまなお話をシェヘラザードが千夜かけて王に聞かせました。
王は物語の続きを聞きたいがためにシェヘラザードを生かし続け、その間に彼女は三人の子供の産みます。
そのことに対してことのほか喜んだ王に女性に対する不信はなくなっていました。
シェヘラザードは王の正妻、つまり王妃になり改心した王と末永く幸せに暮らしました。
サーヴァントとしての”不夜城のキャスター”
サーヴァントとして召喚された彼女はただひたすらに”死にたくない”という原動力で動いてました。
轢き殺されたくない、刺殺されたくない、殴り殺されたくない、縊り殺されたくない……
かつて己が志願して王の蛮行を止めようとした彼女は”王”と”男性”に対しても不信と恐怖を抱いているように思えました。
なにせ、”王”属性特攻持ちですしね。
勇気ある高潔な女性ではなく、自分が死にたくないから足掻く人間味あふれる女性として描かれているように感じました。
英霊の座に招かれてしまったけれども、彼女はただ普通の女性だったのでしょう。
善にも悪にも揺れ動く、”普通”の人間 。
(弊カルデアに未実装なためサーヴァントとして善なのか悪なのか中立なのか混沌なのか秩序なのかしりませんわかりませんだっていないんだもの)
それが英霊の座に登録されて、何度も死を体験させるを得ないサーヴァントとして召喚されるなんて彼女にとっては終わりの見えない地獄だったのでしょう。
英霊というものは史実の存在とは違う、といわれていますがきっと本人の要素+後世の伝承、人々の噂などなどαなので「死ぬのが怖い」と怯える普通の人間の部分が残ってもおかしくはない、ですよね…
最初は王の蛮行を止めるため、罪なき女性が処刑されないためだったのかもしれませんが、明日には殺されるかもしれないという事実に直面し、恐怖が彼女を突き動かしていたのは確かでしょう。
”死にたくない”からもう”死ななくていいように”英霊の座に存在する”シェヘラザード”という存在を”神秘ごと殺す”という突拍子もない考えに至っちゃったりしますが。
でも、千夜一夜物語では彼女は三人の子供を産み、王の正妻として幸せに暮らすんですよね。
全盛期の姿で召喚されるけれども彼女もまたその時の幸せな暮らしを覚えているはず…なんでしょうけれども、そのあたり面は出てきていませんね。
うちにはいないのでマイルームでの会話とか知りませんけど!!!!
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