ねこあつめのあいことばは「穀雨」
読み方は「こくう」
グーグル日本語変換では、パソコン、スマホ共に一発変換可能でした。
こくう、とうつと虚空という言葉が最優先候補としてでてきますけれども、熟語として「穀雨」も登録されている模様です。
聞きなれない言葉ですが、これは二十四節気(にじゅうしせっき)という、簡単にいうと「四季を24個に区切った」期間のひとつです。
あいことばにはよく二十四節気がでてきますので一度ぐぐってみるといいかもです。
▽これまでのあいことばで出てきた二十四節気
ちなみにこちらの記事では、二十四節気について(それなりに)詳しく説明しています。
(少なくともこの記事よりは丁寧に書いてます)
見慣れない言葉が並んでますし、見たこと合っても読み方が違っていたりしますので。
私が勉強させて頂いているサイトはこちら→日本の行事・暦―気軽に、楽しく取り入れよう
穀雨(こくう)の意味とは何?
4月20日頃 穀雨とは、春の雨が全ての穀物を潤すという意味です。農業を営む人は、この時期に種まきをすると植物の成長に欠かせない雨に恵まれるといわれています。
出典|シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について | 情報
春に降る穀物を育てる雨という意味を持つ言葉のようですね。
穀雨の時期に種まきをすると雨に恵まれる、というのは考えてみると雨が多く降るから種まきをする時期が集中したともとれますよね。
自然に人間が理由と意味を与えた、的な。
穀雨(こくう)の時期
4月20日頃、もしくは20日から24日の間とされています。
二十四節気はもともと中国から日本に入ってきたもので、旧暦をもとに考えられているので季節がいろいろとおかしくなってきている現代では当てはまらないことの方が多いです。
よく耳にする立春、立夏、立秋、立冬も二十四節気のひとつなのですが、実際に暦の上でのそれらと体感する季節には差異がありますよね。
「穀雨」と同じような意味をもつ言葉として「瑞雨(ずいう)」という言葉もあります。
瑞雨(ずいう)の意味
穀物の生長を助ける雨。慈雨。
どちらも穀物の成長を促し、人々の生活を助けてくれる恵みの雨。
慈雨(じう)。慈しむ雨、というのも納得です。
きっと、当時の人々は自然現象に神様を感じて、恵みに感謝して、穀雨や瑞雨、慈雨という名前をつけたんだろうと思います。