ねこあつめのあいことば「鳴子」
読み方は「なるこ」
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目次
鳴子(なるこ)とは何?
1 田畑が鳥獣に荒らされるのを防ぐための仕掛け。横板に数本の竹片をぶら下げたものを縄に掛け連ね、縄を引くと音が鳴るようにしたもの。ひきいた。《季 秋》「引かで鳴る夜の―の淋しさよ/漱石」
2 1に似せて作った打楽器。持ち手をつけた板に木片を取り付け、振って打ち鳴らす。高知県のよさこい祭などで使われる。
鳴子と聞いて一番に思い浮かんだのは漫画『弱虫ペダル』の鳴子くんでした…
順調にアニメ化もして、ミュージカルにもなったりしてる作品に登場する主人公の同級生で同じ部活の仲間。
↑彼が鳴子くん(というかもう四十六巻まで発売してるんだ…)
彼のように苗字になっていたりもしているようですが、
もともとは田畑が害獣に合うのを防ぐ目的に設置された音で追い払うための仕掛けの一つです。
案山子(かかし)が資格で獣を追っ払うなら、こちらは音で被害を防ごうという目的のために作られたのでしょう。
よさこい祭りでの”鳴子”
この横板にただの竹片をぶら下げたものに取っ手をつけた打楽器の”鳴子”はこちらになります。
よさこい祭りでは踊り手の人たちが両手にもって振り回しているのが”鳴子”です。
ざっくり調べた限りでは特に意味があるわけではない…ようです。
実はよさこい祭りはここ数十年でできたまだまだ歴史の浅いお祭り。
戦後の不況の中、高知県の人々が地域を活気づけるために害獣避けであった鳴子を手に持って踊ることを考案し、現在に至ります。
参考:よさこい鳴子踊りとは? | 朝霞市民まつり 彩夏祭オフィシャルサイト
他にも地名であったり火山の名前であったり狂言の一つであったり、と”鳴子”と名付けられたモノはたくさんありました。