ねこあつめのあいことば「梨尻柿頭」
読み方は「なししり-かきあたま」
ひねりもなく、そのままです。
思いもがけない読み方をするのかと思いましたがそうでもなかった模様。
つまり、なし、しり、かき、あたま、
と意味がわからずともとりあえず見たまま打てばそれが正解だったというオチです。
梨尻柿頭(なししりかきあたま)の意味
梨は尻の方柿は頭の方が甘いとなり。
梨はお尻の方が甘いですよ、
柿は頭のほうが甘いですよ。
という意味です。
つまり、果物のどこを食べたらおいしいのかというのを四文字で表している言葉なわけです。
一般的に果物は花が咲く部分に近いところが甘くなる性質をもっているといわれています。
樹にみのる果実は、ヘタがついている方が「お尻」でそうでない方を花落ち側、といいますがこちらが頭です。
甘いのはこの花落ち側の方です。
梨も柿も花が咲く部分に近いところが甘くなる、というのは同じなのです。
つまり、梨も柿も花落ち部分が甘くなるということです。
何で、梨はお尻で柿は頭が甘いのか?
なぜ、上下逆の部分が甘いように受け取られる「梨尻柿頭」という言葉ができたのかというと、この言葉は実際のヘタ(お尻)を下にした時ではなく、果物を置いたときに下になる方を「お尻」とした時にできた言葉なのです。
書いていて混乱してきますが、実際のヘタ(お尻)部分とことわざで「お尻」部分が意味するものが違う、ということですね。
これまでのあいことば