ねこあつめのあいことば「晒井」
読み方は「さらしい」
グーグル日本語入力ではスマホ、PCともに「さらしい」で一発変換可能でした。
できない場合は、
晒(さら)す ”す”を消す。
井戸(いど) ”戸(ど)”を消す。
など一文字ずつで変換してみてください。
晒井(さらしい)とは何?
夏、井戸水をくみあげ、中を干してきれいにすること。井戸替え。《季 夏》
⇒さらし【晒し/曝し】の全ての意味を見る
今のように水道がなく、井戸水が生活に欠かせない頃に行われていた年中行事のこと。
江戸時代では七月七日に行われていたそうです。
井戸の水を汲み上げる目的は?
それは、井戸の中をきれいにするためです。
特に掘り井戸という人が穴をほって作ったものには欠かせない清掃作業でした。
井戸を掃除する必要なんてあるの?とクエッションマークが浮かびますが、自然に湧き出したものではないですし。
溜池とかを想像してみると「…まぁ、掃除も必要だよな」と思えますよね。
湧き出た地下水はきれいでもそれを溜まった水にはチリやゴミが降り積もります。
風が強い日には木の葉や泥なんかも入ってしまうことがあったかもしれません。
とはいってもタワシや何かでゴシゴシこすったりすることはなく、水を汲み出して井戸の中を干す、つまり乾燥させる、だけです。
だけ、といっても井戸の中の水を汲み出すのですからとても大規模で大変な作業だったのは想像に難くありませんね。
今のように重機もない時代では人手がすべてですから…
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