(出典:Amazon)
2019/06/12のほんまでっか!?で取り上げられていた内容なのですが興味深かったのでまとめてみました。
- 「災害に対する不安感が低い」
- 「集団心理が強い」
この2つが主な理由となります。
「災害に対する不安感が低い」
日本人は不安感が高いという説が有名だそうですが脳科学の澤口先生によるとそれはデタラメなんだそうです。
日本は昔から災害が多いので、そのせいで災害に対して慣れてしまって不安感を抱きにくくなってしまったのだと番組中でおっしゃってました。
(※おそらく諸説ある一つだと思います)
たしかに、何事も最初は怖くても慣れてしまうと警戒心が薄れますよね。
テレビなどで大震災について身近なものであると報道していても、まさか自分が巻き込まれるなんて、と人は自分が当事者になることを思いもよりませんし。
はじめの頃は「防災をしっかりしよう!」と意気込んでいても何事もない日々が続くといつの間にか災害のことすらも忘れてしいがちです。
恥への意識
心理学の植木先生によると日本人は世界的に見て「逃げるということは恥ずかしいこと」という意識が高いのだそうです。
特に日本人男性はその傾向が強く、海外の人からみると無謀な行為をしがちなのだとか、そういう文化的背景の影響があるとおっしゃっていました。
聞いたことはあります。
恥の文化と言うやつでしょうか。
恥の文化とは米国の学者が研究した日本人の国民性を表した言葉です。
この研究では内面の良心を気にする欧米の「罪の文化」に対しての世間や外聞など他人の目線を気にする「恥の文化」であるという比較がなされています。
「集団意識が強い」
これはなんとなくわかりますよね。
「避難した方がいいのかな。でもまわりのみんなも避難してないし」と自分の判断よりも周囲の行動を見てしまう。
日本人あるあるではないでしょうか。
実際に番組でゲストの芸能人が「自分の家族だけ避難したとして、何事もおきずに帰ってきたらきまずい」という趣旨のことを話していました。
これも上記の「恥の文化」と通じるものがありますよね。
避難するのはいい、でも避難する必要がなく自宅に戻るのは”恥ずかしい”
という考え。
逆に自分が大丈夫だと思っていても周囲が慌てて避難しはじめたら倣え右!で避難しはじめますよね。
まとめ
- 災害に対する慣れによって不安感が低い
- 集団意識が強く、周囲の視線を気にしてしまうため