ねこあつめのあいことば「鰆」
読み方は「さわら」です。
春に魚と書いて「さわら」と読みます。
初見で春の部分を青と見間違えまして、「鯖」と入力して不承認になって「え?!」とおったまげました…
ちなみに魚に青だと「さば」と読みます。
塩サバは我が家のの昼食定番メニューだったりします。
グーグル日本語変換ではスマホでもPCでも一発変換できました。
目次
鰆(さわら)とはどんな魚か。
スマートな体形で背びれと尻びれの後方に8〜9本の離れびれがある。口先は尖り、歯は大きくて鋭い。体色は灰青色で体側に多くの青褐色の班点が縦に並ぶ。(略)成長にするにつれ名前が変わる出世魚で、関西地方では50cmぐらいまでをサゴシ、70cmぐらいまでをヤナギ、70cm以上をサワラと呼ぶ。関東地方では50cmぐらいまでをサゴチと呼ぶ。
出世魚は[しゅっせうお]と読みます。
昔の日本の風習が由来です。
意味は「成長するごとに名前が変わっていく魚」です。
由来となった風習ですが、昔の偉人を教科書などでみると幼い頃の名前と大人にあったあとの名前が違ったり、出世した後に解明したりと現代の価値観からすると信じられないくらいに名前がころころ変わっていますよね。
ひとつ、例を挙げるならば「源義経」
幼いころは「牛若丸」と呼ばれていたことは多くの人が知るところだと思います。
昔は成人したあとや何かをして立場が偉くなったときなどに改名をする風習があったのです。
魚編に春となった由来とは?
鰆(さわら)という魚には別名がたくさんあります。
たとえば、お腹がほっそりしているから(つまり狭いから)「さはら(狭腹)」
うま、さめ、さかな、とかいて「馬鮫魚(さわら)」とも呼ばれていました。
また、地方によって呼び名が違ったりもするそうです。
現在の「鰆(さわら)」という漢字が当てはめられたのは字面の通り、一年でさわらがたくさん穫れるのが春だからではないかと言われています。
暖かくなると沿岸に卵を産み付けに訪れるのです。
とはいってもそれは関西地方のお話であり、関東地方では12月以降の冬が旬といわれており、この時期に捕られたサワラは「寒サワラ」と呼ばれています。
参考サイトさま
春を告げる魚「サワラ(鰆)」-遠洋かつお・まぐろ漁業者による漁業協同組合 日本かつお・まぐろ漁業協同
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