本日のねこあつめの合言葉は「啓蟄」
読み方は「けいちつ」
ちつは蟹(かに)じゃないです。蟄。
執事(しつじ)の執(しつ)に虫で蟄
読み方は「ちつ」
グーグル日本語入力を使用しているPCだと「けいちつ」で一発変換できませんでした。
スマホの方だと「けいちつ」で出てきました。
入力ソフトによると思いますが、出てこなかった場合は「ちつ」と打てば蟄が変換予測の中にでてくると思います。
啓は啓蒙の「けい」ですね。
これはすぐにわかったのですが、
蟄のほうがわかりませんでした。
初見では蟹(かに)だと思っていたので、一度うちこんでみて「認証に失敗しました」で「は?」ってなりました。
よく見てみたら蟹じゃない…!ってわかりましたけど…
目次。
啓蟄(けいちつ)ってなんぞや?
二十四節気の一。冬ごもりの虫が地中からはい出るころ。太陽暦で3月6日ごろ。
春の季語でもある。
出典
二十四節気(にじゅうしせっき)ってなんぞや?
以前のねこあつめにも二十四節気の言葉がでてきたので、
説明したような気がしないでもないのですが、
どの記事なのかわからないのであらため説明を。
二十四節気とは。
春夏秋冬の4つにわけられた季節をさらに6つに分けたものです。
だから二十四節気。
節目ということです。
春夏秋冬をさらにそれぞれ6つにわけているので、
それぞれの節気は短いです。数十日程度。
よく耳にするのは立春、春分、夏至、冬至などですね。
こういう節目が本当は二十四個あるんです。
天気予報などで時折解説されています。
「ちつ(蟄)」の意味
蟄、という漢字には「こもる」、という意味があります。
もともとは虫という文字がはいっていることからわかるように
虫が冬眠することを指す文字だったようです。
そのうちに人間が家に篭もることを
「蟄居(ちっきょ)」というようになりました。
今で言うひきこもりですね。
またそれだけではなくて、
この言葉は江戸時代の武士の刑罰の一つ。
自宅謹慎のことをも意味します。
今で言う「終身刑」のことは「永蟄居」言いました。
確か歴史の偉人では吉田松蔭などがこの罰を受けました。
「けい(啓)」の意味
啓には「ひらく」という意味があるようです。
こもるという意味がある蟄とは正反対ですね。
啓蒙、という言葉も簡潔にいってしまえば
「知らせる、教えを広める」という意味ともいえるので、
ひろく、ひろめる、などこうあけっぴろげな意味合いを持っているのでしょう。
この2つの漢字が組み合わさって、
「冬眠している虫たちが目覚める」
という意味になるのでしょう。
つまりは春の訪れを意味しているんだと思います。
啓蟄の次は春分ですから。
これまでのあいことば
参考