「斎王代」読み方は”さいおいうだい”
だいたいの変換アプリでさいおうだい、で一発変換できると思う。
斎王代(さいおうだい)とは何?
名の通り「斎王の代理」という意味。
斎王(さいおう)の意味と役割
斎王(さいおいう)は伊勢神宮もしくは賀茂神社に巫女として派遣された未婚の皇女の女性(天皇の娘や皇太子の娘など)のことです。
都にいる天皇の代わりに伊勢神宮や賀茂神社など直接神社などに使え、巫女として神事などを行うことが役割でした。
斎王の選定は占いにより決められ、天皇の代替わりによって斎王もまた代替りしました。
未婚の女性皇族がいない場合はそのまま斎王を務め続けたこともあったそうです。
斎王はその任期の間都に帰ることは決して許されなかったといいます。
鎌倉時代にこの制度が廃止されるまで60人以上の斎王が存在し、中には物心付く前に斎王に選ばれ親元を離れざるを得なかったり、恋人を引き裂かれたり、50年近く斎王を務め続けた女性もいたそうです。
また、天皇が代替わりしたあと元斎王であった内親王や女王などの生活の保証も満足ではなかったらしく若くしてなくなった人もいると聞きます。
葵祭(あおいまつり)と斎王代(さいおうだい)
最古の祭りともいえる京都の「葵祭」。
かつてこの葵祭には「斎王(さいおう)」自らが参加していました。
しかし、鎌倉時代に斎王が廃止されて以降は「斎王代」(斎王の代理)を立てて、行ってきました。
戦後復興の折に地元、京都に縁にある未婚女性が「斎王代」として選ばれるようになりこんにちに至ります。
かつての斎王は天皇の代替わりと次の斎王の選定をしなければ、斎王をやめることができませんでした。
現代ではそんなことはなく「斎王代」の任期は一年となってます。
参考サイト
(もっと斎王、斎王代について知りたい人はこちらへどうぞ↓)