※こちらの記事は他で運営していたブログからの転載です。
そもそも”声優”とは別名「ボイスアクター」とも呼びます。
アクターとは英語で俳優(性格には男優)を意味する言葉です。
つまり、声の俳優。
声優は一般的に 映画(洋画)の吹き替えやアニメ、ゲーム、のキャラクターの声。
テレビ番組やCMなどのナレーションを担当する職業のことを意味します。
活動範囲は広く、他にも人形劇・着ぐるみショー・ラジオドラマ・CDドラマ・ラジオパーソナリティ、駅のアナウンスなどなどが主な活動の場となっています。
有名になるのはやはりアニメやゲームの人気キャラクターを演じたときでしょうか。
声優としてだけではなく舞台俳優として活躍している方も、顔出しをしてキャラクターを自ら演じる声優さんたちもいます。
逆に、「声を求める仕事以外はNG」というポリシーをもっている声優さんや「顔出しNG」」という声優さんもいます。
準所属(じゅんしょぞく)とは何?
声優さんのプロフィールなどを見ていると時折”準所属”という言葉を見かけます。
「準所属」の他には「預かり」や「ジュニア」という名称も。
声優さんたちが所属するプロダクションによって呼び方や制度はそれぞれですが、まず一般的な声優になるための簡単な流れをご説明します。
養成所・専門学校などを卒業
↓
オーディションに合格
↓
「プロダクション所属」
↓
声優デビュー
というのが一般的な声優への道です。
(もちろんなにごとにも例外がありますが)
オーディションに合格すれば、 プロダクション所属となります。
しかし、大半のプロダクションには 正所属の前段階が設けられています。
(プロダクションによってはそのまま正式所属に扱いにところもあります)
それが「準所属」です。
もしくは「ジュニア」「預かり」と呼ばれる身分。
また、養成所に通っている声優さんが 事務所に所属する場合も「準所属」になります。
つまり
養成所・専門学校などを卒業
↓
オーディションに合格
↓
「プロダクション所属」(準所属)
↓
声優デビュー
↓
正式に所属
赤文字の段階が入るわけです。
「準所属」はまだ正式な契約ではないので、 仕事をこなしていき実績を積む必要があります。
正式な所属になるまでには最低でも数年はかかります。
その後に、 内部審査がありそれに通れば正式に「正所属」となります。
プロダクションによってはジュニアと準所属が分かれていることも
これもまたプロダクションの方針によりますが、ジュニアと準所属が別れているところもあります。
つまり、
ジュニア→準所属→正所属
となっているのです。
そうなると流れ的には
(略)
↓
「プロダクション所属」
↓
声優デビュー
↓
(ジュニア)
↓
(準所属)
↓
正所属
となります。
しかし、この「準所属」という立場はとても不安定です。
実績を積めなければ、契約を切られてしまいますし、 お給料も少ない。
多くの「準所属」の方はアルバイトを掛け持ちしています。
正所属になれたとしても一部をのぞいて、 副業をしないと生活できない、というのが 声優業界の厳しい現実。
「準所属」になれても「正所属」になれずに 声優業界から去っていってしまう人の数も多いです。
準所属から正所属になった声優