ねこあつめのあいことば「待宵影」
読み方は「まつよいかげ」
グーグル日本語入力では、”まつよいかげ”では変換できませんでした。
一文字ずつ打ち込んで変換していったほうがいいと思います。
真ん中の宵(よい)は今宵など一発変換できる熟語を打ち込んで、いらない漢字を消すという方法がさくさくと変換できておすすめ。
たとえば、
まつ → 待(つ)
こよい → (今)宵
かげ → 影
目次
待宵影(まつよいかげ)とは?
来るべき人を待つ宵という。転じて陰暦八月十四日、明夜の名月。またその夜の月
読んで字のごとく、必ず待ち人を待つ夜のことを意味します。
それが転じて、陰暦、つまり昔の暦でいう八月の一四日の月のことを指し示すようになりました。
と、出典にあります。
実はこれは”待宵”から「影」を取り除いた”待宵”(まつよい)という単語の意味とほとんど同じです。
こちらも以前、あいことばとなっていたのでブログに取り上げたことがあります。
記事はこちらからどうぞ。
待宵影(まつよいかげ)とは俳句などに使われる秋の季語でもあります。
どうやらこの二つの熟語は同じ意味で、待宵影は待宵の別称…のようなもの、みたいです…
なぜ待宵影(まつよいかげ)が”八月十四日”なったのか
来るべき人を待つ宵、という意味の言葉が転じて陰暦八月十四日のこと、もしくはその夜の月を意味するようになったのは、おそらくですが陰暦十四日が十五夜の前日だからだと思います。
十五夜とは、お月見をする日です。
お団子を備えたりして、豊作などを祈願した名残で今にも伝わる行事。
翌晩の十五夜を待つ夜だから、来るべき人(日)を待つ宵という意味を持つ待宵影(まつよいかげ)という言葉がいつしかその日を指し示す名前になった…
のではないのかなぁと想像してみます。