むちつみ

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ねこあつめの合言葉「追儺」について

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本日のねこあつめの合言葉は「追儺」

読み方は「ついな」です。

 

本日も読めませんでした。

連続で難解漢字とは…

ぼっち喪女の知能を試しているとでもいうのだろうか。

 

初見は「あれ、ついし…?」とか思いましたが、

そんな学生時代の悪夢的な単語をこの時期に載せるわけがないと

中の人の良心を信じたかった。

 

追試、追儺。全然あってねぇ。

次に儺を難だと見間違えました。

「ついなん?変換出てこないな…」

 

事実は「ついな」なんだから出てこなくて当たり前である。

知能の限界をしった。ひとつかしこくなったきがする。

 

目次

  

 

追儺(ついな)の意味

 

節分の元になったといわれている「鬼祓いの儀式」のひとつ、です。

冬の季語でもあります。

 

 

追儺(ついな)は鬼やらい(これも変換すると追儺となる)、

なやらいなどとも呼びます。

 

もともとは疫鬼(やくき?えきき?)を追い払う行事で中国で始まり、

日本に伝来しました。

 →疫鬼:病気を流行らせるとされている悪鬼

 

今で言うなら

 

「インフルエンザをはやらせたのは悪い鬼のしわざだ!」

「よし、鬼を払う儀式をしよう!」

 

という感じですね。当時は今のように医術が進歩していませんでした。

原因がわからない疫病などの原因を「鬼」の仕業としていたのです。

 

日本では平安時代に宮中の年中行事の一つとして大みそかの夜に行われました。

これは大祓いの儀式で一年の己の穢れを落とし、清めて「追儺」で病気を払ったのです。

 

儀式の内容。

 

鬼を追い払う役目を方相氏「ほうそうし」と呼びます。

(おそらく元は術師の名称だったのではないかと)

この方相氏と呼ばれる役目を追った役人が、

 

・頭に熊の皮

・顔に4つの黄金の目玉のある面

・黒衣と朱色の衣裳

・それぞれの手に矛と盾

 

 

を装備します。

 

方相氏を筆頭に数十人のシンシと呼ばれる役割の部下を連れたって

宮中(当時の国会議事堂みたいな場所)の中を駆け巡る、

 

というものでした。

 

これは「病気を振りまく疫鬼よ!出て行け!」と追い出す意味がありました。

 

豆をまくようになったのはなぜ?

 

リサーチ不足でよくわからなかったのですが、

江戸時代初期に追儺は行われなくなりました。

しかし、民間では広がりを見せ、今の節分のカタチになりました。

 

豆は中国で魔を払うとされていたそうです。

日本ではそれ以前から魔を払うためにお米を撒くという慣習があり、

それが合わさって、豆まき、という行事になったのではないでしょうか。

 

 

 

 

追儺式=豆まき?

 

現在では追儺式=節分の豆まき、と称している神社やお寺が多いです。

でも場所によっては昔ながらの鬼を追い払うという儀式をしているところもあります。

 

 

鬼さんさよなら!な方の行事をしているのは、

 

神戸市 長田神社

京都  虜山寺

愛知県 大国魂神社 

佐賀県 竹崎観音鬼祭

          等です。

 

 

 

「鬼」は悪い存在ではなかった?

 

日本のおいて「鬼」という言葉が持っていた意味は

決して悪いものではありませんでした。

 

とても強い人に対して「まるで鬼のような」と

いまでいう「すっげぇかっこいい」という意味で使われたこともあります。

(鬼の島津もあれ鬼みたいにめっちゃ強いって意味ですし。ある意味では褒め言葉…?)

 

鬼神(きしん)様と信仰の対象となっていました。

 

今の悪鬼のような考えが入ってきてのは中国からです。

日本で「鬼」というと昔話で出てくるようなツノがあって、

しましまのパンツを履いていて…というイメージですが、

中国では怨霊とか「何か悪いもの」を示す意味を持っていました。

 

今の鬼のイメージは昔からの意味と中国での意味が

ごちゃまぜになって、出来上がったものなのです。

 

 

日本における「鬼」のイメージは複雑になってしまっているので、

地域によって「鬼」という存在に対する扱いが違います。

 

 

 

節分豆知識

 

その一

「鬼」は本来よい意味を持っていたので、

豆まきの時に「鬼は外!」とは叫ばずに

「鬼は内!」と叫ぶ地域もあります。

 

その二

節分の時に豆を撒くのは鬼を払うためではなく、

鬼神さまに厄を払ってもらうためのお供え物。

(という考えもある)

 

 

調べれば調べるほどわけがわからなくなります。

もうこんな時間だよ!なんてことだ!!!

 

あいことばの難解漢字、行事攻めに

 

もう疲れたよパトラッシュ…(ヽ'ω`)

 

 

参考サイトさま

 お話歳時記

方相氏、追儺式と節分

追儺(ついな)とは - コトバンク