男のコだと思ったら女の子だったよゴッホちゃん。
大きなひまわりを持ち、麦わら帽子を被ったどこか陰鬱な雰囲気の少女。
史実のゴッホは男性でしたよね。
FGO世界でもマシュの発言によれば男性で間違いないようです。
型月お得意の女体化かと思いきや何やら事情が違う……?
ネットで見かけたゴッホちゃんについての考察を私見を交えてまとめてみました。
- 型月世界における史実との性別の違う理由
- ネタバレ:ゴッホちゃんの宝具について
- なぜ彼女はフォーリナーになったのか
- ゴッホちゃんのクトゥルフ神性=「ヴルトゥーム」説
- 「ゴッホ」を語る「ゴッホではない誰か」という説
- 「ファン・ゴッホ」であって「ヴィンセント・ファン・ゴッホ」ではない説
- 「気象衛星ひまわり」説
- 「フィンセント・ファン・ゴッホが残したすべての作品の集合体」説
- ゴッホちゃんの正体考察まとめ
型月世界における史実との性別の違う理由
今イベント中で語られましたが、史実では男性とされている人物が女性としてサーヴァント召喚される理由については大まかに三つあるようです。
マシュ曰く、
アルトリア、頼光などの失伝、異伝パターン
北斎のような組(ユニット)パターン
(ex.父娘で葛飾北斎として召喚されている)
武蔵ちゃんのような特殊なパターン
(ex.異世界(おそらく異聞帯)の宮本武蔵)
共通する点は記録の少ない時代、人物のケース。
19世紀のゴッホはそれらに当てはまらない。
手紙や手記、自画像などの多くが残されている。
よって、ゴッホちゃんは純粋なゴッホではない可能性が高いです。
失伝、異伝パターンの可能性は限りなく低いですし、ありえるとした葛飾北斎のような組(ユニット)型。
もしくは武蔵ちゃんのような別世界のファン・ゴッホか。
ネタバレ:ゴッホちゃんの宝具について
ゴッホちゃんの宝具になっている『星月夜』はゴッホがフランスのサン・レミ・ド・プロヴァンスの精神病院で療養中に描かれた作品の一つです。
幻想的な星と月を背景に大きな大木、糸杉が印象的な、見ていると不思議な感覚に陥る作品です。
ここで注目してほしいのは糸杉、という植物があることです。
なぜ彼女はフォーリナーになったのか
楊貴妃がフォーリナークラスなのは、史実では傾国の美女とされ、国を破滅させかねない、つまり「人類の脅威」と認定されたが故とされています。
では、ゴッホには人類の脅威と解釈できるような逸話があったでしょうか。
ネットで見かけた考察としてはゴッホが生前、強い影響を受けた葛飾北斎がフォーリナークラスなため、その影響を受けたのではないか、というものがありました。
だとすると、彼女の中のクトゥルフ神性に心当たりがあります。
ゴッホちゃんのクトゥルフ神性=「ヴルトゥーム」説
クトゥルフ神話の邪神の一柱で火星に住み姿形は、
巨大な美しい花の姿をしており、花弁の中央から美しい妖精めいた人の上半身に似た形の器官が突き出している。
出典
ゴッホちゃんの代表作「ひまわり」、サーヴァントとなった彼女もひまわりを持っています。
宝具の「星月夜」にも左側に大きな糸杉が描かれています。
植物という点ではつながります。
何よりこのヴルトゥーム、クトゥルフと異母兄弟とされているのです。
FGOでクトゥルフは「葛飾北斎」
史実でもゴッホは北斎の浮世絵に多大な影響を受けたといわれています。
葛飾北斎にクトゥルフの神性が宿ったのが原因で影響を受けたゴッホにも同じくクトゥルフの邪神との接触があったのではないでしょうか。
「ゴッホ」を語る「ゴッホではない誰か」という説
FGOでは彼女の名前は”ファン・ゴッホ”としか表記されていません。
その正体はいろいろ言われていました。
- 「ひまわり」の絵画の幻霊。
- 自分をゴッホだと思っているゴーギャン。
- 自分をゴッホだと思っている弟テオ。
などなど。
どれもこれもありそうでこまります…
「ファン・ゴッホ」であって「ヴィンセント・ファン・ゴッホ」ではない説
彼女はヴィンセント・ファン・ゴッホではない、だけれどもファン・ゴッホだというのは本当なのではないでしょうか。
史実のゴッホにはきょうだいがいます。
有名な人物は彼と晩年まで交流があったとされる弟のテオドルス(テオ)。
献身的に兄、フィンセントを支え続けた人物です。
もうひとりテオほどではありませんがゴッホと連絡をとりあってきたきょうだいがいます。
妹のヴィレミーナ・ヤコバ・ファン・ゴッホです。
兄と同じく精神病院に入院した経験を持ってます。
とはいっても彼女の場合、40代で精神病院に強制入院させられ、それから40年以上そこで過ごし亡くなっています。
本当に精神病を患っていたのかさえわかりません。
フェミニズムの先駆けとも呼べる活動を行っていたこと以上のくわしい経歴を知ることができませんでしたが、もしかしたら、「ファン・ゴッホ」は晩年精神を苛まれても描くことをやめなかったゴッホと精神病院で生涯を過ごすことになった妹のヴィレミーナが融合した姿なのかもしれません。
つまり、北斎と同じ「ユニット」型です。
また、ヴィンセント・ファン・ゴッホは次男で、長男は彼が生まれる一年前に亡くなっています。彼の名前もまたヴィンセント、でした。
「ファン・ゴッホ」は「ファン・ゴッホ」と呼ばれる存在の集合なのではないでしょうか。
弟のテオも妹のヴィレミーナもみな「ファン・ゴッホ」なのです。
「気象衛星ひまわり」説
これもまたネットでみかけた説です。
日本の気象衛星「ひまわり」
ゴッホの代表的な作品「ひまわり」
同じく衛生であるボイジャーくんのクラスも「フォーリナー」
そして出回っている再臨した姿がどことなく衛生ひまわりに似ている、とのことから関連があるのではないかという声があります。
「フィンセント・ファン・ゴッホが残したすべての作品の集合体」説
もとより「ゴッホ」の全盛期といつか。
フェイトシステムで召喚されるサーヴァントは基本的に全盛期の姿で召喚されます。
では、画家の全盛期とは何でしょうか。
有名に成り作品が評価され始めた頃とするならばゴッホの場合それは死後です。
故に、単体で「ゴッホ」はサーヴァントとして在れず、彼が残した作品として知名度が高い有名なひまわりという絵画を核にさまざまな作品があつまって幻霊化した存在なのではないでしょうか。
ゴッホちゃんの正体考察まとめ
- クトゥルフ神話における「ヴルトゥーム」神性持ちではないか説
- 「ゴッホ」を語る「ゴッホではない誰か」説(ひまわりの幻霊、弟テオ、ゴーギャン…などなど)
- 「ファン・ゴッホ」であって「フィンセント・ファン・ゴッホ」ではない説
- 「気象衛星ひまわり」説
- 「フィンセント・ファン・ゴッホが残したすべての作品の集合体」説
おそらくですが、ハイサーヴァントのような複数の神性もち、かつ、ネモのような幻霊
が「ファン・ゴッホ」を名乗っている可能性が高いのではないでしょうか。