本日のねこあつめのあいことばは「虎落笛」
読み方は「もがりぶえ」
読み方まったくわかりませんでした\(^o^)/
なんかRPGのアイテムかな?
チョ◯ボ的乗り物マスコットキャラを呼び寄せるアイテム名かな?
と思いました。
「もがりぶえ」と入力してもたぶんでてこないかと思います。
なので「とら」「おちる」「ふえ」
と単語ひとつひとつを変換しました。
目次
虎落笛とは。
冬の激しい風が竹垣や柵(さく)などに吹きつけて発する笛のような音。《季 冬》「一汁一菜垣根が奏づ―/草田男」
これだけだとなんで「虎落笛」なんだろう?と疑問を抱いたので調べてみました。
厳寒の夜空を、風がヒューヒューと音を立てて渡ること。「虎落」
とは竹を立て並べて作った物干し。それが烈風に吹かれて、笛の
ように音を立てることに由来する。出典:季語・虎落笛
竹で作った物干しの空洞を風が通って増えのような音をだす、だから「虎落笛」と呼ばれるようになったみたいです。
竹垣や柵などにあたっても、素材が竹ならやはり同じように音が響きます。
これはなんとなく想像できます。
やはり昔の人の感性は美しいですね。
竹で造られた物干しを「虎落」と読むのか。
そこでさらなる疑問。
何故竹で造られたモノを「虎落」(もがり)と読むのか。
もともと、「虎落」というのは、漢語です。
漢語というのは中国から渡ってきた漢字のことです。
(これが何故か日本に渡ってきたさいに「もがり」と読まれるようになりました)
読み方は「こらく」これをそのままと打つと「虎落」と一発変換されます。
意味は竹垣のこと。
「こらく」が「もがり」と読まれるようになったわけ
個人ブログの方の記事を参考にさせて頂いております。
参考:『虎落笛』〔モガリブエ〕の虎を落とす?どういう意味? takusankanの周易占いノート/ウェブリブログ
日本には「もがり」という言葉が他にありました。
これは亡くなった人を埋葬するまでの間、遺体を安置しておく儀式のことです。
安置する際に遺体の周囲を囲みます。
おそらく竹の柵が使われたのでしょう。
後世、この「もがり」という儀式に用いれれた囲いのことを「もがり」と呼ぶようになったそうです。
中国から渡ってきた「虎落」(こらく)という竹垣が、おそらく日本にもともとあった「こらく」という竹垣と混合し、「こらく」が「もがり」と読まれるようになったのではないでしょうか。
参考
俳句を読んでいたら、「虎落笛」ということばに出会ったのですが、なんと読むのでしょうか?|漢字文化資料館
これまでのあいことば