ねこあつめのあいことば「和敬清寂」
読み方は、「わけいせいじゃく」
気をつけてほしいのですが、グーグル日本語入力では「わけいせいじゃく」と打ち込むと「和敬”静”寂」と変換されてしまいます。
正しくは「清」の「せい」です。
一文字ずつや二文字ずつで変換しいってもいいですが、「わけいせいじゃく」と打ち込んで変換したあとに”静”の部分を”清”に変えるのが一番早い方法だと思います。
目次
和敬清寂(わけいせいじゃく)の意味とは何?
茶道で、主人と客が互いの心を和らげてつつしみ敬い、茶室の品々や雰囲気を清浄な状態に保つこと。千利休の茶道の精神・境地を表した語。▽「和」「敬」はともに主客の心得を、「清」「寂」は茶庭・茶室・茶器などに関する心得をいう
茶道の精神、境地を一言で表わした四文字熟語。
つまりは一言にようやくした言葉。
茶道の精神とは?と問われたら「えー、千利休の教えでは~」と長々と語る必要はなく「和敬清寂」と端的に答えればいいわけです。
コトバンクの解説では、
茶道精神を説くための禅語で,大応国師が帰朝のとき台子 (だいす) とともに伝えた劉元甫の『茶堂清規』3巻のなかにある表現。初め村田珠光が,茶の精神を謹兮 (きんけい) ,敬兮,清兮,寂兮と表現したもの。千利休の茶道精神を要約した語となる。和敬は茶会における主客の心得を示し,清寂は茶室,露地,茶道具などの心持を示すもの。江戸時代になって和敬は形式化された。
ぱっぱっと見だと関係性がいまいちわかりませんが、大応国師という人物が中国からの留学時に持ち帰ってきた書籍の中にあった言葉を「茶道の精神」に当てはめたのだと思います。
和敬清寂、一文字にそれぞれ茶道の精神が込められているのでしょう。
とりあえず、和敬と清寂の二つの熟語の意味を調べてみました。
和敬(わけい)
心をおだやかにして慎み、相手を敬うこと。茶道で重んじる精神の一つ。
清寂(せいじゃく)の方はgoo辞書の方にはのっておりませんでした。
心を清らかに静めるとかそんな感じじゃないでしょうか(みみほじ
和敬静寂の一文字にはそれぞれ
和→すべてのもの。人にも自然にも逆らわないこと。
敬→尊敬する心をもつこと。
清→常に清浄を心がけること。
寂→心寂(しず)かに悟ること。
の意味があるそうです。
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