日本で爆買いしていくことで有名な中国人。
景気がいいんですね…とちょっと妬んでしまいます。
一気に2、30万円分の商品を購入していく中国人向けに
各企業は力をいれてピーアールしています。
日本の化粧品や家電製品なども人気ですが、
市販されているお薬なども中国の方にには人気。
各企業はこれに目を向けパッケージを中国人向けに
「金ピカ」にするなどしています。
理由は簡単、中国人は金色が好きだから、だそうです。
目次。
中国といえば赤色では?
金色が好きと言われるとなんだか疑問をいだきますよね。
中国=赤、というイメージの人が多いと思います。
国旗も赤ですし、チャイナ服もなんとなくですが
赤色のものが思い浮かぶと思います。
赤色は中国では縁起のよい色とされています。
お祝いごとでは赤色の服を着ることが多く、
結婚式などでも新婦は赤い衣裳を着ます。
チャペルなどで行う西洋式の結婚式では、
白いウエディングドレスを着ますが、
お色直しは赤いドレスに着替えることが多いようです。
白は不吉の色
中国では葬式では白い服を着ます。
日本では喪服は黒ですよね。
ですから中国ではウエディングドレスを着る
結婚式がなかなか広まりませんでした。
実は江戸時代ぐらいまで日本も葬式では白い服を
着ることがあったそうです。
何時頃から黒になったのかはわかりませんが…
喪服=黒服になってから西洋の結婚式が入ってきたので
忌避感無くウエディングドレスを導入することができたのでしょう。
金色は高貴な色
さて、赤色と並んで縁起がよいとされる色があります。
そう「金色」です。
中国でも商品のパッケージや包装デザインは
金色や赤色が多様されているものが多いようです。
金色やそれに近しい黄色は古代中国では
皇帝だけが身にまとうことを許された高貴な色でした。
(日本では紫色がこれにあたる)
金ピカは=R18?!
でも、この金色は豪華で高貴で縁起がいい「だけ」のものではありません。
もう一つ、色が示す意味があります。
それは「卑猥なものを表現する色彩」なのです。
R18などの年齢制限がある本のことを日本では「ピンク本」
などと呼びますよね。
中国ではそのピンクのあたるのが金色(黄色)なのです。
中国でも金色単一というよりは
赤色や他の色と一緒に使用されています。
日本のようにキラキラ金ピカ、は下品な感じを受けるのかもしれません。
でも、中国人の金色好きはホンモノです。
アップルが発売した「iPhone 5S」では
一番人気だった色は「ゴールド」でした。
それまでの携帯機種の人気色も
「ゴールド」に集中していたそうです。
豆知識:金色を好む人の心理的傾向
金色は富の色であり発展の意味する色彩です。
男女ともに高い理想を持ち、おおらかな人徳の持ち主。
目標に向かって常に努力し、積極的。
自信家の場合が多く、それに見合ったプライドも持つ。
おぉ、なんとなく今の中国のイメージ。
経済がどうなるか先行き不安ですが
それでも日本と比べると景気がとてもよくて
国際的注目度も上がっています。
おおらかというか大雑把というか
日本見たく細かいことは気にしないし
相手にも求めない、と聞いたことがあります。
特別に扱われることがとても好きで、
そうなれるように努力も惜しまず
バイタリティがすごいとか。
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